不妊症の理由は生活習慣、体質、無排卵など人それぞれです。原因を知って対策しましょう。

不妊症について

手を繋ぐ夫婦 妊娠を望む夫婦が、避妊を行わない夫婦生活を営んでいても妊娠に至らない。それがある定義によって決められた期間妊娠しない事を、不妊と呼びます。妊娠を望む男女が夫婦生活を営んでいれば、結婚しておおよそ半年程度で7割が妊娠しています。1年で8割が妊娠し、2年で9割の夫婦が妊娠しています。

結婚前に子供をもうけた夫婦もいれば、結婚後すぐに妊娠する夫婦もいます。中には出産後すぐの夫婦生活で妊娠した夫婦もいるようです。不妊症は子供を妊娠できない病気ではありません。女性側の子供を作る器官、もしくはホルモンに関係している場合もあれば、男性側の精子を作る器官、もしくはホルモンに理由があって子供がなかなか出来ない場合もあります。

不妊症の薬を通販で買える話

ネットショッピング中の女性 排卵誘発剤は病院でも処方されますが、診察料とセットになるので薬代は2000円程度でも診察代や検査代も発生すれば、結構なお値段になります。病院は現金払いなのでクレジットカードも使えません。

大きな出費になるケースが多いので、自分でタイミングを計り妊娠計画を立てる方が増えています。排卵誘発剤クロミッドを通販で購入し、タイミングを取る妊娠計画は、手軽に始められる不妊治療として人気がでています。

不妊の際の治療

不妊の際の治療費 不妊治療にはタイミング法、排卵誘発剤を利用した自分自身や夫婦で行える治療から、病院施設を利用した人工授精、体外受精、生殖補助医療などの方法があります。おおまかに分けるとタイミング法、排卵誘発剤を利用した自分や夫婦で出来る治療は比較的費用も抑え目で、数千円、どれだけ多くても数万円に留まります。
病院施設を利用する人工授精、体外受精、生殖補助医療などの方法には、かなりの経済的負担が発生してしまいます。経済的負担は、100万円以内で留まればかなりコストを抑えた方で、数百万単位が平均、取引は現金になるので、1度の出費はかなり負担が大きくなります。1度の出費でも家庭に響かないよう計画を練る必要があります。

不妊症の定義

ハートのクッション 日本国内における不妊の定義は、避妊を行わない夫婦生活の中で妊娠しないケースを2年としていました。2年妊娠に至らなければ不妊と定義されましたが、2015年8月29日、2年から1年に短縮すると日本産婦人科学会は発表しています。一般的に夫婦生活を順調に行っている場合、1年で約9割が妊娠に至ります。2年で9割が子供を授かりますが、赤ちゃんが欲しいと望んで夫婦生活を真面目に行っていても、妊娠しないケースがあります。



従来の不妊の定義は、家庭に入る女性を指針にしていた定義です。女性の晩婚化、仕事を続けながらの夫婦生活、仕事や家庭のストレス、不摂生名生活や食事など、現代の女性の生き方を見直すと、不妊の定義が2年では不妊治療を始めるのが遅れてしまいます。

海外では女性の自立やキャリア形成が進んでいた為、すでに不妊の定義は1年とされていました。不妊治療は早ければ早いほど治療の改善効果が見られます。特に日本では不妊というと女性側に目が向きますが、男性側に不妊の可能性がある事も少なくはありません。早い段階で不妊である可能性や不妊治療の必要性に気付き、夫婦の足並みを揃えて治療に望むことが必要だと期待されています。

不妊症チェック方法

ハートのクッションを持つ夫婦 男性と女性でチェックリストが分かれます。チェック項目が当てはまるほど、不妊の可能性が高くなります。我慢強い方は気付かないうちにストレスを感じていたり、性交痛とは気付いていない場合もあります。相手に相談できる状況なら、確認してみましょう。



女性側からチェックしてみましょう。

  • 月経の周期が不規則に訪れる
  • 月経時の出血量が多い(1時間に1度交換が必要)
  • 月経痛が辛い(薬を飲んでも効かない)
  • 月経以外で不正出血がある
  • 性交痛を感じる
  • 性感染症(性病)を患った事がある
  • 抗うつ薬を服用中
  • 日々、強いストレスを感じている
  • 開腹手術、婦人科の手術経験がある
  • 甲状腺の病気、糖尿病の可能性、過去にかかっていた
  • BMIが25.0以上
  • BMIが18.5未満


※BMI(標準体重)=体重(kg)÷身長(m)×身長(m)

続いて男性側のチェックを行います。

  • 射精時の精液量が少ない
  • 射精、性交がスムーズに行えない
  • 睾丸が極端に小さい、大きい
  • 睾丸に引きつれた様な痛みやしこりがある
  • 胃腸薬を常用している
  • 日々、強いストレスを感じている
  • 性感染症(性病)を患った事がある
  • 大人になっておたふく風邪にかかった


不妊の主な原因

遺伝子 不妊の原因は夫婦の数だけ様々な可能性があります。女性または男性側が不妊の場合もあれば、夫婦で不妊だった場合もあります。どちらか片方に問題があるわけではないので、原因となる可能性を挙げてみます。

<女性の不妊原因>

  • 子宮頚管
月経時も排卵していない場合があります。

  • 卵管
性感染症や子宮内膜症が原因では卵管閉塞や、受精卵を子宮まで届けられない。

  • 子宮頚管
子宮頸がん等の治療を行っていた場合、子宮と膣を結ぶ子宮頚管部分に異常が発生する場合。

  • 着床障害
子宮に病気や異常のある場合、女性ホルモンが不十分。

<男性の不妊原因>

  • 精子の問題
乏精子症、無精子症、精子無力症、精子奇形症。

  • 精路障害
射精できても精子が出てこない。

  • 性機能障害
ストレス、疲労、トラウマ、薬の副作用により勃起が出来ない、射精ができない、持続力が無い。

男女共通
  • 抗精子抗体がある
女性側→精子が卵子まで辿りつけない、受精できない。
男性側→乏精子症、無精子症。

不妊治療にかかる費用

手を取り合う夫婦 不妊治療には特定治療(体外受精・顕微授精)を行う場合、受給資格を満たしていれば国や住まいの自治体から助成金が支給されます。といっても、自らが負担する額は相当な破格(現金取引)なので、1度の負担で安くて中古車(20万~100万)程度、高いと大黒柱の年収分位は出てしまいます。妻年齢43歳以上は対象外の為、特定治療(体外受精・顕微授精)を行っても受給できません。43歳までなら年間女性回数は限度なしですが、通算女性回数には限度があります。

40歳までは通算6回までしか受給できません。43歳までは通算助成回数は3回まで。43歳までは上限金額が1回につき15万円まであるので、負担額は大分減らせるように感じます。

<助成金を受取った場合>

体外受精費用50万円-国からの助成金15万円=35万円
そこから自治体の助成金を受取れれば最大15万円が下りてきます。
35万円-自治体の助成金15万円=20万円

数十万、数百万もかかる不妊治療で、20万円は安い!と思ってしまいますが、1回の治療で必ず妊娠できるとは限らないのがこの制度の厳しいところ。1度助成を受けると、せっかく頑張ってお金を貯めたんだから妊娠できるまで!と頑張りたくなりますが、この制度を受けられるのは最大でも6回まで。

1度の妊娠でも奇跡的な不妊治療の世界。6回までしか受給できないのは意外に見落としがちです。不妊治療にかける平均期間は3年~4年。一番の大きな問題は費用です。6年間かけて治療して最後の治療費だけで1,000万円の出費をした夫婦も実在するので、自治体や国の助成金を得る場合は念入りに計画を立てなければいけません。

不妊治療は通販でコストを抑える

得! クロミッドを利用して夫婦だけでタイミング法を行う場合、基礎体温のデータを残したり、排卵検査で排卵時期を確認したり、タイミングを合わせて自然な妊娠を行うのが、理想的なコストの抑え方です。通販サイトで販売されているお薬が、10錠(2周期分)で800円、排卵検査薬が5個分で1,900円なので、安い!と感じる方もいれば、思ったより初期費用かかるなぁと感じる方もいるかもしれません。

ちなみに病院でタイミング法を行う場合は、問診、血液検査、超音波検査や尿検査を予め受けて排卵日を予測します。そしてタイミングを合わせて子作りします。半年位続けてみて、成果が出なかったら人工授精を提案する病院が主でしょう。1周期の費用は、病院によって変わりますが、目安としては5,000円~1万円です。病院によっては費用は異なってくるので、こちらは直接確認するしかありません。

初めの段階では5,000円までいかないと説明を受けたけど、すすめられて色々検査を追加したらいつの間にか最初よりも高くついた!という事もあるようです。

でもやっぱり病院がいいかなという方は、自分と相性が良さそうな病院を探してみましょう。ある程度は病院で、でも排卵検査薬は薬局で!という場合は、3,000円~4,000円で調剤薬局でも購入できます。

タイミング法は、自分でも行える手軽な方法だけに、最初から病院に頼らないで自分で頑張ってみたい!という方に人気があります。そしてなるべくコストを抑える為に通販で安く買う!

通販を利用すると外箱は医薬品とは思えない仕様なので、周囲に内緒でコッソリ治療ができるメリットもあります。秘密で治療したい方にはおすすめの方法です。

男性不妊

卵子と接触した精子 男性が不妊になる原因は、先天性の原因と後天性の原因があります。先天性の場合、遺伝や成長途中に受けた影響が要因となって性機能不全になります。後天性の原因には、飲酒、喫煙、肥満、糖尿病、病気、薬の作用、精巣損傷、機能障害、ストレスなどの生活する上で積み重なったものや、病気が要因となります。男性の不妊で最も多いのが造精機能障害で、9割を占めています。




精巣、分泌系の異状によって精子を作れなくなってしまいます。1回の射精で数億の精子を射精しても、辿り着けるのはほんの一握りだけ。精子の数が元々少なかったり運動機能が低いと、卵管にたどり着くまでに生き残る数が減って行き妊娠し難くなってしまいます。なかでも無精子症は精液内に精子がいない為、妊娠をする為には顕微授精が必要になります。数は正常値でも、精子の運動率が低いと人工授精、顕微授精が必要になります。

男性の場合、検査の度にばらつきのある数字を弾きだすので正確な数値は取れません。精子の数と受精率も比例しない為、時には睾丸を切開して精子を捜して顕微授精を行う事もあるでしょう。近年では精子の数を増やしたり、質のいい活発な精子をつくるサプリ等も登場しています。

不妊症の主な症状

女性のお腹 風邪を引いた時の様に、熱や咳が出てしまえばわかりやすいものですが、不妊症には体の不調という自覚はでてきません。不妊症の定義に1年夫婦生活を行って妊娠に至らなければ不妊症とするとあります。そもそも夫婦生活を始めたばかりの1年では、お互いがいる生活環境に慣れたり、その流れで仕事にも違和感なく打ち込めたり、家事をしたりするので、1年で妊娠に至るのは暮らし始めたばかりの二人では難しいものです。

不妊ではない夫婦が、性交を行って1年で妊娠する確率はおよそ7割です。避妊なしの性交を行って妊娠する確率は20%~25%なので、自然に妊娠するのは、タイミングをキッチリ合わせないと難しくなります。

女性の場合、月経が不規則に来たり来なかったり、不正出血をしたり、おりものに異常が出たり、比較的不妊症に気づきやすくはなります。問題は男性の方で、EDなどの性機能障害などを自覚していない限り無精子症もあるので、女性より症状を自覚するのは困難です。

不妊症の検査

問診する医師 卵巣、子宮、ホルモン値は月経の周期で大きな変化が起こります。女性側の検査を行う場合、月経の周期に合わせた検査が必要になります。病院にかかる前に基礎体温のデータを付けておくと、治療の際に役立てます。

基礎体温からは、排卵日の予測、排卵時期、月経開始の予測、低温期、高温期がわかります。病院でしっかりと検査を受ける場合は、月経の時期、低温時期、高温時期によって検査も異なってくるので、しっかり把握しておきます。

不妊症の検査:女性

女性の問診
  • ホルモン検査
血液中のホルモン値を測定。排卵障害の原因を探り、黄体機能不全を確認します。
  • 超音波検査
膣内にカメラの付いた細い管のような器具を挿入し、子宮や卵巣に異常はないかモニターで確認します。受精卵の着床に必要な子宮内膜の厚さが十分か、子宮筋腫などの異常はないかを確認します。
  • 卵管通気検査
炭酸ガスや生理的食塩水を注入する為にカテーテル(細い管)を子宮に挿入し、卵管の通り具合をチェックします。
  • フーナーテスト
子宮内の精子と精子の活動を確認します。性交後の子宮頸管粘液を採取して、子宮頸管内に精子が生存しているか、どの程度活動しているかを確認します。

その他精密検査では、ポリープ、筋腫を確認する子宮鏡検査、お腹から卵管や卵巣が癒着していないかを確認する腹腔鏡検査、排卵後の子宮内膜が着床に適応しているか確認する子宮内膜組織検査、フーナーテストで精子が確認できない場合の抗精子抗体検査等があります。

不妊症の検査:男性

男性の問診
  • ホルモン検査
病院や持込で検査した精子の状態がよくない場合に行います。採決した血液から精子を生成する男性ホルモンに問題がないか確認します。
  • 精巣生検
病院や持込で検査した精子が全く確認できない無精子症の場合に精巣機能を確認します。
  • 染色体検査
無精子症、乏精子症の場合、血液検査で染色体・遺伝子情報を確認します。

初診の際にかかる費用は数千円~1万円程です。女性の場合も男性の場合も数十万円かかる精密検査もあるので、手持ちが不安な時はどの程度かかるのかを確認しておきましょう。

不妊症の割合

結婚式 世界基準で見ると、日本の不妊症の割合は高くなっています。世界平均では10%未満なのに対し、日本は15~20%近くになります。日本の初婚年齢は年々上がっており、平成5年に行われた調査では、男性が28.4歳、女性が26.1歳でした。平成15年になると男性は29.4歳、女性が27.6歳になり、平成23年に行われた調査では男性30.7歳、女性29.0歳にまで達しています。

初婚年齢が年々上がってきている理由は若者の結婚に対する価値観の変化、将来への貯蓄や仕事の不安、昇進やキャリアを優先、出会いの場がない、託児所の少なさ、共働きできる環境がない等、様々です。

女性の場合、昇進やキャリアを積みたい時期に結婚や出産が重なってしまうと、なかなか出世が出来ない、仕事に集中できない、育児休暇を取りにくい環境等関係しているようです。男性の場合も育児休暇を取るにはまだまだ企業側の理解を得るには難しい環境が多い為、資金面の不安も含めて晩婚化が進んでいるようです。

この問題は日本だけではなく、発展途上国で女性が社会進出を遂げている国が抱える問題でもあります。日本は先進国の一国としては、不妊に対して教育の場が儲けられなかった為に理解も浅く、偏見も多い為、問題への対応も遅れています。不妊の問題は知識が浅い事が要因。男女の不妊率の割合は同じくらいあり、男女差はそれ程ないと言われています。

科学技術が発展した今でも不妊の言えば女性の方に目が向けられるのは、不妊症に対して知識の浅さが問題です。30代後半、40代で不妊治療を行う方の中には、20代ですでに夫婦関係にあった当時、子作りに積極的で関心を持っていれば、治療を行わずに済んだ方も少なくないようです。

不妊治療の方法

人工授精 方法は様々で、自分自身で行えるものから、病院施設を頼る方法まで様々です。手軽で費用も抑え目なのは自分でできる方法で、病衣施設の利用を前提とする場合は利用額も増していきます。

  • 排卵誘発法
排卵は通常月に1度行われる現象です。排卵障害等で排卵が行われない場合もある為、卵巣から排卵を行わせる為に排卵誘発剤(クロミッドなど)や注射を行って誘発させます。排卵誘発剤は病院処方でも貰えますが、出来る限り費用を抑えたい方はまずはこの方法から試してみます。

  • 人工授精
精液から元気な精子だけを回収し、妊娠しやすい期間に子宮内にチューブで注入します。人工授精での成功例では、80%が7回目位は挑戦しています。補助を受けても最低20万ほどはかかる為、ある程度試してそれでも成果が得られない場合に行われる方法です。年齢が一定以上になると、精子や卵子の妊娠にかける力も低下して来る為、早い段階で治療を行う程妊娠率も上がります。

不妊治療の内容

人工授精
  • 体外受精
母体となる母親の体の中ではなく、顕微鏡を使って卵子と精子を受精させます。受精した受精卵を母親の子宮内に戻して子宮内膜への着床をまちます。体外受精は、気軽に試すことができない高度な不妊治療でしたが、近年では助成金も出るようになった事で、自費負担が数十万で収まる様になりました。

ある程度の期間、人工授精を試みても妊娠しない、精子に(運動能力の低下など)不妊と思われる原因がある場合、女性の体の卵管が詰まってしまい、精子が通れなかったり卵子が子宮までたどり着けない状況の方が対象者となります。

  • 顕微授精
基本は体外受精と変わりありませんが、受精の方法は人の手を使います。注入の瞬間に卵子が動かないよう固定し、卵子の細胞膜を極細のガラス管で割り入って精子を注入。ガラス管は5~7μmなので卵子を必要以上に傷つける事はありません。
※日本人の一般的な髪の毛の太さが60~120μmなのでガラス管は髪の毛よりも極細です。

体外受精でも受精しない場合や、精子の運動率が低くて卵子まで辿り着けない、奇形精子が多い、抗精子抗体も持つ場合などのケースが対象になります。